のJチャンやまぐち
やまぐちの底力 日報ステーション
山口市小郡維新町の日報ステーション。
中司祉岐社長が2008年に立ち上げた
10人以下の中小企業を対象とした経営コンサルティング会社です。
コンサルティングに使うのがオリジナル「日報」。
予定や結果といった業務報告にとどまらず反省や改善策などを
一日単位で細かく記入するところにポイントがあります。
狙いは「課題の見える化」を通して
売り上げアップの「行動習慣」をつけていくこと。
中司社長は毎朝、約25社から送られてくる日報をチェックし応援コメントを返信します。
「ほめられることで習慣化し、日報が継続する」と話します。
山口市にある「クイーンズカレー」の蔭山玲子店長は5年前からこの日報をつけています。
蔭山さんは2011年、別のカレー屋をオープンさせましたが、
当時月60万円ほどだった売り上げが、日報をつけることで2倍になったそうです。
しかし2017年に2号店「クイーンズカレー」をオープンさせると、
2店舗経営で日報に手が回らなくなり、売り上げが低迷。
日報の大切さを痛感したと話します。
日報を再開すると売り上げも上昇し、
今では月200万円ほどを売り上げる人気店になりました。
日報ステーションは今では東京・広島にも事務所を構え、コンサルタントは約20人。
中司社長が去年出版した「PDCA日報」は販売2万部近いヒットとなりました。
中司社長は「1000人の日報コンサルタントを育成して、
中小企業・そして日本を元気にしたい」と意気込みます。