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7月7日のJチャンやまぐち

各駅下車散歩 山口線新山口駅③


各駅下車散歩 山口線新山口駅③

必ず各駅で列車から降りて、その駅周辺を散策してみようというこの企画、先週に引き続き、山口線新山口駅周辺を歩いてみました。

新幹線口から再び在来線口をスタートすると懐かしい雰囲気をした時計店を発見。

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早速、伺ってみると80代のご主人が快く迎えてくださいました。

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そして少しお話をお聞きすると、ご主人は「人間魚雷 回天の部品を作っていた」と言うのです。

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お店のご主人、大村益穂さんは広島県呉市出身。

中学生の時、学徒動員で呉海軍工廠へ働きに出たと言います。

その時期は太平洋戦争末期にあたり、米軍による日本への攻撃も激しく、呉の軍港や工廠、市街地への空襲をうけるようになりました。

その空襲で大村さんは、友人や両親を亡くし、自身も生死をさまよう大やけどを負いました。

その後、救護所で手当てを受けている時、防府市にいた叔父さんが助けに来てくれ、山口での生活が始まったそうです。

「叔父さんには本当に良くしてもらったけど、いつかは自立しないといけない」そう思い始めた頃、新聞で時計修理の通信教育の広告を見つけ、時計職人への道を志します。

そこで役立ったのが、海軍工廠で学んだ旋盤加工の技術。

必死に勉強し、世界的に権威があったアメリカ時計学会公認高級時計師の資格試験に合格しました。

兵器を作りながら身につけた旋盤加工技術、戦争で悔しい思いをしたアメリカの資格。

複雑な思いもありました。

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しかし、大村さんの腕は多くの人が認めており、動かなくなった高級時計や古くから引き継がれてきた時計修理に多くの人が来店されます。

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「どこへ行っても治らないからここへ持ってきたと言われると闘志がわく!」

年を重ねても輝き続ける職人魂を見せていただきました。

次回は、山口線の総集編です。お楽しみに!

★大村時計めがね店

■住所:山口県山口市小郡下郷1253

■電話:0120-120-442