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5月2日のJチャンやまぐち

やまぐち食探訪 湯免もなか  地域に愛され復活


やまぐち食探訪 湯免もなか 地域に愛され復活
夏みかんをかたどった「湯免もなか」。

中に詰まっている白あんには夏みかんのエキスが入っていて口にいれた瞬間 甘味と香りが広がります。

 

 

 

湯免もなかは長門市三隅の「まんどや」でだけ製造・販売されています。

作っているのは山近美由紀さんと妹の河野正子さん。

山近さんは湯免もなかを「両親が残してくれた宝だ」と話します。

 

 

湯免もなかを開発したのは2人の父。

和菓子職人の篠原勝さん(84)。

 

 

旧三隅町では夏みかんの生産に力を入れていて、地元の特産品を使ったお土産として篠原さんが、約60年前に湯免もなかを開発しました。

販売開始後、土産だけでなく結婚式や法事でも配りたいと、地元の人からも注文が相次ぎ、当時は徹夜で製造作業をすることもあったといいます。

地域に愛された湯免もなかでしたが、2年前、姿を消しました。
篠原さんが緑内障で目が見えづらくなり、娘から製造を止めるよう説得されたのです。

しかし、湯免もなかをもう一度味わいたいと市内外から復活を望む声が寄せられました。

そこで娘2人は、父に教えてもらうことを決意します。
小さいころから父の仕事を見ていたものの、実際に作ったことはなかった姉妹。

慣れない中でしたが父の指導を仰ぎながら、去年7月、もなかを復活させました。

今では、正子さんが白あんを練る担当。

美由紀さんが皮に白あんを詰める担当です。

製造中止に反対していた地元の人たちは、喜びの声をあげています。

山近さんは「父が残してくれたものが湯免もなか。たくさんの人に食べてほしい」と話します。

愛してくれる地域の人たちのため。

そして父のため。
娘2人は受け継いだ宝を守っていきます。

 

◆問い合わせ先
★まんどや
■住所:山口県長門市三隅上4516-4
■TEL:0837-43-0355
■営業時間:11:00~15:00
■定休日:月曜日

湯免もなか 1個 110円(税込み)