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8月22日のJチャンやまぐち

やまぐち食探訪 秋芳梨


やまぐち食探訪 秋芳梨
山口を代表する秋の味覚の一つ、秋芳梨。
シャキッとした食感と、濃厚な甘さ、それでいてたっぷりの水分が口の中に広がるその味は、多くの人に愛されています。

 

 

秋芳梨の生産は今から100年以上前、1904年に始まりました。
千葉県で発見された品種「二十世紀梨」を、西村正一さんが現在の美祢市秋芳町の畑に植え、栽培を開始しました。
その頃に植えられた梨の木が、今でも残っています。
樹齢100年を超える「長寿の木」には、今年もたくさんの梨が実をつけました。

 

 

秋芳梨を大きく、甘く育むのは、美祢市秋芳町の自然環境です。
日本一のカルスト台地,秋吉台石灰岩地帯にある梨園は水はけがよい上、ミネラルも多く含まれています。

また昼夜の寒暖の差が大きいことも、梨の生育に適しています。

今年は春先の受粉させる時期に気温の高い日が続いた県内。
高温によってめしべがダメージを受け、例年に比べて実の数が少ないといいます。
ただ、梅雨の時期に雨が少なかったため、糖度の高い梨になりました。

 

 

ただ秋芳梨栽培にも、生産者の高齢化という波は押し寄せています。
秋芳町の梨の栽培面積は1984年に65ヘクタール、収穫量は1500トンもありましたが、現在、栽培面積は当時の半分以下の27.4ヘクタール、収穫量に至っては3分の1以下となる443トンまで落ち込んでいます。

そんな中、新たに梨栽培に携わる人もいます。
もともと実家が梨農家だった豊田雅広さんは、7年前に会社員を辞めて地元の秋芳町に戻り梨の栽培を始めました。
現在、20代・30代の梨農家は7戸。

若手梨農家の中心的存在として、秋芳梨の歴史を次の世代につなげていこうと奮闘しています。

 

 

豊かな自然と、生産者の愛情が育む秋芳梨。
今年も8月23日に出荷が始まりました。

 

◆問い合わせ先
★秋芳梨生産販売協同組合(美祢市秋芳町別府3639)
◆TEL:0837-65-2221