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2月20日のJチャンやまぐち

やまぐち食探訪 名菓舌鼓


やまぐち食探訪 名菓舌鼓
山口市の中心商店街にある山陰堂本店。
創業は1883(明治16)年。
135年の歴史がある老舗です。

 

代表的なのは「名菓舌鼓」。
絹のような柔らかい舌触りととろける食感が特徴です。

 

 

「名菓舌鼓」の命は、なんといっても柔らかくとろける求肥。
求肥は、原料のもち粉、砂糖、水あめなどを混ぜ合わせたものを蒸し、
火で炊きながら練り上げて作ります。

 

硬すぎず、柔らかすぎず・・・。
天候や湿度などによって微妙な調整が必要で、
職人が、粘り気などを何度も確認しながらの繊細な作業です。

 

 

口当たりのなめらかさにこだわった自家製白こし餡を包み、
職人の手によって小判型に形を整えて完成です。
この整形作業。非常にやわらかいため手に持ちすぎると形が崩れ、
こねすぎると硬くなってしまうという繊細な作業です。

 

さて、「舌鼓」は創業当初からの山陰堂の看板商品です。
創業者、竹原弥太郎が開発しました。

 

地元出身で、後に総理大臣にもなった寺内正毅は「舌鼓」をたいそう気に入り、
「『舌鼓』だけじゃ寂しいから『名菓』とつけなさい」と言ったほどでした。

 

当時から、原材料や製法は変わっていません。
「伝統を守り続けること」が山陰堂のこだわりです。

 

価格は、原材料の高騰などで値上げしたこともあり、現在は1個あたり195円(税込)。
決して安い値段とはいえませんが、7代目の竹原雅郎社長は、
「値段に見合うものを作っていけば、お客様もそれはわかっていただける。」
「何かあったときに、このお菓子を持って行こうと思ってもらいたい」と話します。