のJチャンやまぐち
通りへ行こう 萩市佐々並地区~前編~
毎週水曜日のコーナー「通りへ行こう」。
県内にある様々な通りをぶらりと散策し、地域の魅力を紹介します。
2カ月半ぶりの街歩きは、萩市佐々並地区からスタート。
同地区でも江戸時代、
萩と三田尻(防府)を結んだ街道「萩往還」の宿場町を歩きます。
この宿場町は、藩主の宿泊施設「御茶屋」もあった場所。
国の重要伝統的建造物群保存地区にも選定されています。
散策の出発地点となった交流施設、萩往還おもてなし茶屋は、
かつて労働者や馬などを調達する役所、目代所があったそうで、
明治時代に入ると近くの旅館が移転してきたと言います。
現在は広い座敷などからその面影を見ることができ、
2階のからは、風光明媚な山々の景色を見渡すことができます。
町のガイドさんと萩往還を歩くと、明治、大正、昭和の建造物の違いや、
和風建築と洋風建築の違いなどを分かりやすく説明していただき、
時代は1億年前までさかのぼることにもなりました。
佐々並は、火山の噴火で出来た陥没地、カルデラにあるそうで、
四方から豊かな水が集まるそうです。
そうした水が狭い用水路に集まり、
ぶつかり合ってあふれ出ないように、
水路は立体的になっているのも面白い見所でした。
次回、後編もお楽しみに。
■萩往還おもてなし茶屋
住所:萩市佐々並2524
開館時間:9時~17時
電話:0838-56-0033