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通りへ行こう 阿武町奈古地区~後編~

毎週水曜日のコーナー「通りへ行こう」。
県内にある様々な通りをぶらりと散策し、地域の魅力を紹介します。

今回は、阿武町奈古地区の後編です。
まず伺ったのは、浄土宗 法積寺さん。

平安時代から続くお寺で、本堂の参拝口が男女で分かれている珍しいお寺です。
これは、お説教中、法話をする人や聞く人の邪魔にならないよう、
左右から静かに入りましょうという意味合いがあるそうで、
同じ構造のお堂をもつ長門市の西圓寺のご住職が兼務した明治時代に、
出入り口が真ん中から二カ所へ変わったそうです。
ご本尊の阿弥陀如来座像は、安産祈願で訪れる人も多いそう。

また、町指定文化財の第1号ということで、何だかおめでたい気分になれました。

続いて訪れたのが、阿武の鶴酒造さん。

明治時代から続く酒蔵ですが、日本酒の消費低迷もあり、
一時、製造がストップした時期もありました。
しかし、現在の6代目が「人に近いものづくりを」と3年前に酒造りを再開。
甘みも辛みも併せ持つ、自分なりのお酒づくりに没頭されています。
「Orizuru-おりがらみ-」という、搾りたてのお酒を頂きましたが、
シュワシュワ感と後味すっきりの飲みごたえある日本酒。

コロナ禍で、忘年会シーズンも皆でお酒を楽しむ機会が減りそうですが、
オンライン飲み会や、家のみで味わってみてはいかが?


◆浄土宗 法積寺
住所:阿武町奈古2830
電話:08388-2-2156

◆阿武の鶴酒造
住所:阿武町奈古2796
電話:08388-2-3223
営業時間:10時~19時 不定休