通りへ行こう！どこまでも　山口市阿知須地域～前編～

毎週水曜日のコーナー「通りへ行こう　どこまでも」。
県内にある様々な通りをぶらりと散策し、地域の魅力を紹介します。

今回は、山口市南部の阿知須地域です。

阿知須地域は海に隣接し、山口きらら博記念公園がある地域として、
ご存じの方も多いのではないでしょうか？
しかし前編では、少し内陸部に入った所からスタート。
まず訪れたのは、未来の明るい農業を目指す「あぐりてらす阿知須」さん。

稲作を中心に、農業の6次産業化を実践されており、阿知須の特産カボチャ、
くりまさるを使ったピクルスや、かき餅などの加工品も作っていらっしゃいます。
その中でも阿知須特産の漬物、寒漬は現在、同社を含め生産するのは3軒。
昔は、各家庭でつくられる伝統食でしたが、だんだん作る人も減り、
10年前、地域で寒漬を一番多く作る漬物店が、閉店を決めました。
そこで、何とか地域の味を残そうと寒漬づくりを始め、名物が守られました。
試食させていただくと、ダイコンのカリカリとした噛みごたえ、甘いしょう油にゴマの風味。
ご飯が進むこと間違いなしです。
阿知須に来たら、寒漬をお土産にいかが？

次に訪れたのは、地域の氏神様、北方八幡宮。

鎌倉時代からの歴史を持つ八幡宮で
参道の鳥居が3基、3方向に向いてある少し不思議な八幡様です。
ほぼ同じ場所に、3方向を向く鳥居があるのは井関、阿知須、佐山地区の3地区を守る神様のため、
それぞれの方向を向いているそう。
社殿も立派な八幡宮を参拝して、次回、後編に繋げました。

◆あぐりてらす阿知須
住所：山口市阿知須1517-1　　
電話：0836－65－2615

◆北方八幡宮
住所：山口市阿知須河内区1495　　
電話：0836-65-2202