【山口】“注意”周南市でクマ出没緊急対策会議
クマの目撃が相次いでいる周南市北部の鹿野地区にはきのう「クマ出没警報」が出されました。これを受け、関係者による緊急対策会議が開かれました。鹿野地区で開かれた会議には県や周南市の担当者のほか警察・学校・猟友会からあわせて20人が出席しました。鹿野地区では今月17日から23日までに4件のツキノワグマの目撃情報が寄せられきのうから来月7日までの期間で「クマ出没警報」が出されました。会議では今年度、県に寄せられたクマの目撃情報がおとといまでに289件とすでに昨年度を上回っていることや過去の例から11月にかけてクマの出没が予想されることなどが報告されました。【県周南農林水産事務所角田正明森林部長】「人里に下りてくるクマは夜に活動することが多いので、特に夜どうしても出歩かないといけない時は細心の注意を払ってほしい」。鹿野地区でこの10日間にクマが目撃されたのはこの4ヵ所。いずれも道路上で山から少し離れた場所もあります。【沖田アナウンサー】「今月19日にはこの住宅街の道路上で親子グマ3頭が目撃されました。最寄りの山からも300m以上離れていて住民に大きな不安を与えています」。【住民】「夜は出ないようにしている」「心配はありますねいっぱいあちこちで(目撃の)事例があるようなので」「14~15年前に(クマの出没が)多い時があって今はほとんど柿の木がないがあの時に柿の木を切った」「柿が無いのに出てくるから不思議だなと思う」。会議のあとはさっそく周南市の担当者が地域を回り注意を呼びかけるチラシを掲示しました。【店舗での呼びかけ】「クマ出没の警報が発令されましたので、こちらのお店にポスターを貼らせてもらいたい」。周南市では警報発令を知らせるチラシを地域に配布するとともに小中学生の登下校時のパトロールを強化するとしています。
UPDATE:2023-10-26