【山口】石炭記念館のあり方に関する提言
老朽化がすすむ宇部市の石炭記念館の今後を考えようと
地元の企業や大学の関係者らが市長に提言を行いました。
篠崎市長に提言書を渡したのは、市内の企業や大学関係者などでつくる「宇部市石炭記念館あり方検討委員会」です。
1969年に開館した石炭記念館。
採掘の現場や、炭鉱労働者の生活を再現した模型のほか、実際に使われた道具など約3000点の史料が展示されています。
開館翌年の1970年度は最多の8万7000人が訪れましたが、昨年度は2万2000人と、ピーク時の4分の1にまで減少しています。
さらに開館から54年が経過し、老朽化も課題となっています。
提言では、若者の来館者を増やすため、VRなど現代的な展示を取り入れることや、長期的な修繕計画を作成することが必要とされています。
=篠崎圭二市長=
「石炭記念館そして石炭の歴史は宇部市の歴史といっても過言ではないものですので(記念館の)長寿命化含めしっかりと検討していきたいと思います」
市は提言を踏まえ石炭記念館の整備費用を来年度予算に計上する方針です。
UPDATE:2023-10-31