【山口】オスプレイ事故・国が県と岩国市に説明
去年、鹿児島県沖でオスプレイが墜落した事故についてアメリカ軍が
調査報告書を公表しました。
原因の一つに部品の破損を上げていますが
防衛省は「機体の構造上の原因ではない」と強調しました。
事故報告書の公表を受け、中国四国防衛局の田実博幸局長が
岩国市へ説明に訪れました。
去年11月、岩国基地を飛び立ったアメリカ空軍のオスプレイは、
鹿児島県屋久島沖で墜落し搭乗員8人全員が死亡しました。
報告書によると飛行中にエンジンとプロペラをつなぐ部品が破損し
パイロットに異常を伝える警告灯が5回表示されたということです。
しかし、パイロットが適切な措置を取らずそのまま飛行を続けたことが
事故の原因としています。
部品の破損の原因はわかっていないという事ですが、
国側は、「機体の構造上の原因ではない」と強調しました。
=田実博幸局長=
「構造上の原因ではなくて部品の一部がちょっと問題があったということで…
(Qそれが構造上の問題じゃない?)
構造上というのは機体の形ですけれども(部品の破損は)まれなものではなくて
そこは福田市長にも申し上げましたけれども予防的な意味も含め点検して
こうした事故が2度と起きないようにするのが我々の姿勢でございます」
=岩国市・福田良彦市長=
「基本的なことがないがしろになっていたということは、正直、大きな驚きを隠せない
今後こうした事故がないようしっかりやっていくことを市として国に要請した」
オスプレイをめぐっては、アメリカ海軍のオスプレイが年内に
岩国基地に配備する計画です。
中国四国防衛局は県にも説明に訪れ
周辺住民の不安を解消できるように努めたいと話しました。
=県総務部・田中康史理事=
「CMV22オスプレイに関する安全性についても含めて
(国に)照会しているところでございます。
今回の事故調査の結果も含めて適切に真摯な回答をいただきたいと考えております」
UPDATE:2024-08-05