宇部市「空襲の写真は浜松市」教材や市史を訂正へ
宇部市と浜松市の空襲写真が酷似している問題で宇部市は
浜松市の写真のほうが本物であると認め、空襲写真が掲載されている教材や市史の
訂正を進めるとしました。
今年6月にこの問題を指摘した元教師の岡本正和さん。
宇部市に真相究明を求めていたところ5日、市から回答が届きました。
空襲後の宇部の街として、半世紀以上小学校の教材や宇部市史に
掲載されていた写真が、静岡県浜松市のものと酷似していた問題。
宇部市が調査した結果、浜松市の写真は、
写っている場所や写真の提供者が明確である事が分かったとして
浜松市の写真を本物と認定しました。
今後、教材に掲載されている写真が、
宇部市ではない事を児童に伝えるよう市内の全ての小学校に徹底し、
図書館などで貸し出している宇部市史には訂正シールを貼るということです。
=岡本正和さん=
「宇部市が動いてくれて宇部市を動かすことが出来てよかった。
歴史の信ぴょう性、史料の信ぴょう性という事は、
いつの時代も丁寧に検討されるべきものだと思います」
ただ、市はこの写真が宇部市のものとして使われるようになった経緯は不明としています。
岡本さんは今後も調査を進めていきたいとしています。
UPDATE:2024-08-06