長崎原爆の日 山口市でも追悼式
長崎に原爆が投下されて79年。山口市でも追悼の式典が開かれました。
長崎で被ばくした女性が語ったのは、どれだけ月日が経っても消えない、寂しさと、罪悪感です。
市川倭文枝さん(93)
「思い起こせばもういつの間にか79年経っていたんですね。ああいう意味もなく殺されるようなことがあってはいけないなと思います」
市川倭文枝(いちかわ・しづえ)さん93歳。
長崎の女学校に通っていた14歳の時に原爆が投下され、多くの友人を失いました。
市川倭文枝さん(93)
「長崎から防府に帰ってきて1人離れたところで、生きているのがとても罪悪感を感じます。
(その思いはいまも?)やっぱり変わらないですね。あの人もこの人も、友達の名前が出てくるわけですね。…さびしいです」
県内の被ばく者の平均年齢は86.5歳。
高齢化が進む中、追悼式を主催する「ゆだ苑(えん)」は原爆の記憶を語り継ぐための活動を続けています。
UPDATE:2024-08-09