【山口】終戦の日 回天の島に平和の鐘が響く
15日は79回目の終戦の日。かつて人間魚雷「回天」の訓練基地があった周南市大津島に、今年も平和の鐘の音が響き渡りました。
徳山ユネス協会は毎年「終戦の日」に、平和の鐘をならす式典を開いています。大津島では20歳前後の若者たちが回天の訓練を重ね、戦地へと出ていきました。
終戦までに搭乗員や整備員145人が命を落としました。周南市の高校2年生、大原菜々さんは地元の歴史について知りたいと参加を希望したそうです。
【桜ケ丘高校2年 大原菜々さん】
「私たちと同世代の方々が命を懸けて戦ってきたという過去を知って衝撃を受けましたし、二度とこのような歴史は繰り返してはいけないなと思いました。一人ひとりが戦争はしてはいけないと意識づけて、それを広めていくことが必要だなと思います。」
参加者は記念館に展示された遺品などを見て、回天について学んでいました。
UPDATE:2024-08-15