台風備え 山口県の梨農家で防風ネット張り
台風への備えが山口県内各地で進んでいます。
=yab記者=
「美祢市の梨農園は現在梨の収穫シーズン真っ只中です。
大きくたわわに実った実を台風から守る為防風ネットを張る作業が行われています」
美祢市秋芳町の梨農園では、特産の秋芳梨の収穫が最盛期を迎えています。
農家によると梨は強い風が吹くと簡単に落下してしまうため、
防風対策が必要だということです。
=秋芳町生産販売協同組合・戎隆明組合長=
「(風で)ふわんと上に振られてしまう振り子の原理みたいにその時に梨が落ちてしまう」こちらの農園は去年、隣の農園が廃業し更地になったことで
風を遮るものが無くなってしまいました。
まだ熟していない実も多くあり収穫を早めることは出来ないといいます。
秋芳梨の生産組合では28日から直売所の営業を休止していて
台風の影響を見ながら再開の時期を検討するとしています。
こちらは下関市の安岡漁港です。
約20人いるという漁協に所属する漁師のほとんどが
台風接近に備えた対応を終えたということです。
=梅野晋也さん=「きのうの朝やりました。7時半ぐらいに。
みんなで情報交換して、どっちの風とか、こっちの風とかやって、
みんなが協力して、対岸からロープを張るようにしてますね」
船が岸にぶつかって壊れないよう対岸からもロープを張って船を固定しています。
係留するロープは普段の2本から7本にいかりは1基から3基に増やしました。
今はタコつぼ漁がシーズンだということで漁師が対応に追われたといいます。
=梅野晋也さん=
「(タコつぼを)沖の方に出してですね、割れないようには対策を講じてます。
数が多いんで、引き上げるわけにはいかないので」
万全の対策をしているという梅野さんですが不安は消えません。
UPDATE:2024-08-28