【山口】岩国市の山間部でクマの出没が激増 警戒を呼びかけ
9月8日に、岩国市本郷町で散歩中の男性がクマに襲われ重傷を負いました。今年、市内の山間部ではクマの出没が相次いでおり、県と岩国市は警戒を呼び掛けています。
8日に70代の男性が襲われた現場付近には、クマを捕獲するためのワナが仕掛けられています。クマに襲われてケガ人が出たのは、2022年6月以来です。県は岩国市本郷町を対象にクマの出没警報を発令しました。
県自然保護課によりますと、2024年1月から8月までのクマの目撃件数は317件で、2023年からほぼ倍増しています。岩国市では、9月10日までに72件の目撃情報が寄せられ、県内で最多となっています。
農作物の収穫の時期を迎えますが、県は「クマの痕跡が見つかった場所には行かないこと」「山に入る際は鈴やラジオなどで大きな音を鳴らすこと」を呼びかけています。
放置された果実がクマを引き寄せることから、岩国市は集落の周辺でカキや栗の木を伐採した人に補助金を出す制度を8月から始めています。
UPDATE:2024-09-11