山口市の山火事が鎮火 現場周辺は・・・
先週山口市秋穂二島で起きた山火事は22日の午後、
ようやく鎮火が発表されました。
山火事の火元は県の研修施設「セミナーパーク」の周囲だと見られています。
=yab記者=
「クロスカントリーのコースから少し入ったところ
この辺りも草や木がかなり燃えています。
木の根元を見てもかなり焼けた形跡があります。この週末に雨も降ったので
灰を触ると湿り気を帯びています」
先週水曜日の夕方、この周辺でセミナーパークの関係者が除草作業をしました。
すると集めていた草からなんらかの原因で出火したとみられています。
火はまたたく間に燃え広がり約40ヘクタールの山林を焼失。
鎮火したのは発生から丸4日がたった22日午後2時半でした。
けが人や住宅への被害はありませんでした。
=yab記者=
「一面に焼け焦げた低木が広がっています。風が吹くと焦げ臭い臭いが
まだまだしてきます。この辺りはたくさんの松の木が植えられていますが
木の根元を見ても炭になっていて、いかに火の勢いが強かったかが伝わってきます。
まつぼっくりもたくさん落ちていますが完全に炭になっています。
振り返るとセミナーパークの宿泊棟が100mほど離れたところにあります。
いかに施設に近いところで山火事が起きたかがわかります」
山の頂上まで木々が焼け落ち岩肌がむき出しになっていました。
セミナーパークの利用者も変わり果てた山の様子に驚いていました。
=利用者=
「初めて見たがちょっとショック様子が一変しているので」
「走れなくなるんじゃないかと思ってすごく心配でした」
=yab記者=
「セミナーパークから山をはさんで、反対側の名田島地区です。
斜面を見ると焼け跡が麓まで広がっていて
火が住宅地まで迫っていたことがよくわかります」
=近くの住人=
「音が聞こえるんですよ燃える音がバチバチ夜だから
(火が)すごく近く見えるのでちょっと怖かった」
「車には避難する道具を積んでいつでも出られるようにしていた」
地上で消火活動にあたったのは延べ260人。
空からは県や自衛隊のヘリが376回の散水を行ないようやく鎮火した山火事。
詳しい出火の原因は現在も調査中です。
UPDATE:2024-09-23