PFAS問題で岩国市に申し入れ
アメリカ軍岩国基地近くの河口で化学物質「PFAS」が検出されたとされる問題で、市民団体が岩国市に調査をするよう申し入れしました。
市に申し入れたのは、岩国基地の監視活動をしている瀬戸内ネットで、基地周辺の川や地下水、土壌の検査などを求めました。
瀬戸内ネットとアメリカの民間団体は基地に接する今津川の河口で基準値を超えるPFASが検出されたと発表しています。
PFASは過去に使われていた航空機火災対策の泡消火剤に含まれています。
瀬戸内ネットによると、ことし8月、2021年12月に岩国基地で大量の泡消火剤が漏れたとする情報が外部から寄せられたということです。
瀬戸内ネット 久米慶典事務局長
「漏出事故が岩国基地でも起こっていたということが情報提供で分かったので、事故の経過や漏出の履歴はきちんと明らかにしていくことが必要。」
市側は国と県の水質調査でPFAS(ピーファス)の検査も要請するとし、独自調査は考えていないと回答しました。
UPDATE:2024-09-24