被爆地周遊は「お悔みトリップ」 下関市長が発言を釈明
下関市の前田晋太郎市長が市議会で広島・長崎の被爆地を周遊することを「お悔みトリップ」と発言していました。
被爆者らからの反発を受け、前田市長は会見を開き、反省していると述べました。
前田晋太郎市長
「広島・長崎の被爆地である関係者の方々に対して、自分自身は非常に慰霊と敬意とまた悲しみに似た思いといいますか、感情を常に持ち合わせていることは大前提としてあるということはここではご説明させていただきたい。」
反発を受けているのは19日に行われた市議会での発言です。
外国人観光客を西日本・九州に呼び込もうと設立された「西のゴールデンルートアライアンス」への意気込みを問われ、
前田市長は広島・長崎の被爆地を周遊することについて「お悔みトリップじゃないですけれども」と発言しました。
これに対し、被爆者らが「被爆の実相を理解していない」と反発していて、20日には市民連合・共産党・無所属の市議7人が発言に対する撤回と謝罪を求めています。
前田晋太郎市長
「本当に私の軽はずみな表現で、関係者の皆様を傷つけてしまったことは政治家として、市長として許されないことだなと思いまして、非常に私自身も深く反省しているところです。」
前田市長は、適切な表現ではなかったとしつつも撤回の必要はないとしています。
UPDATE:2024-09-25