自民党の新総裁は石破氏に 県選出の林氏は4位
自民党の新しい総裁は、石破茂さんに決まりました。
県選出の林芳正さんに期待をかけた県議や支援者たちの反応はどうだったのか?
総裁選を振り返ります。
過去最多、9人で争った総裁選を制したのは、石破茂さんでした。
石破茂新総裁
「安倍総裁のもとで、わたくしは幹事長を拝命し、自由闊達な議論ができる自民党、公平公正な自民党、そして謙虚な自民党、みんなが心を一にして政権を奪還いたしました。もう一度その時に戻りたいと思っております。」
石破新総裁の誕生からさかのぼること、およそ4時間前。
山口3区選出で、12年ぶりの総裁選に挑んだ林芳正さん。
投開票前の勝負メシに選んだのは、カツカレーでした。
林芳正氏
「官房長官の公務と二足のわらじといってもいいと思いますけれども、公務優先でやってきたつもりでございます。」
林さんは、能登半島の豪雨災害をうけて選挙活動を休止し、官房長官の職務にあたってきました。
林さんの地元、下関市の事務所には、後援会の関係者などが集まり、投票のようすを固唾をのんで見守っていました。
「林くん、65票」「おお~」
林さんは4位。
決選投票には進めなかったものの、支援者は、将来総裁を目指すうえで期待の持てる結果だとしました。
こちらは県議会。
議会終了後、自民党の県議らが続々と控室に戻り、テレビの前に集まります。
この時すでに、決選投票がおこわれていました。
県議らは、「林さんを総理にする議員の会」を結成し、県内外で支援を訴えてきましたが、およびませんでした。
石破さんと高市さんの上位2人による決選投票では国会議員と、各都道府県の県連に票が与えられます。県連票は、それぞれの都道府県で石破さんと高市さんのうち得票が多かった方に1票が割り振られます。
山口県連の票は、高市さんに投じられました。
決選投票では、石破さんが21票差で高市さんを破り新総裁に選出されました。
この結果に県議たちは…
「石破が勝った…」「こりゃ大ごとよ」
自民党県連 友田有幹事長
「ちょっとびっくりしています。いままで批判をする方ばっかりだった。石破さんは政権の。ですからその辺についてどういうふうな政権運営をされていくかはわからないですね。」
UPDATE:2024-09-27