【山口】水温上昇の影響か? 下松市で養殖ヒラメが大量死
猛暑の影響で損害額は720万円にのぼるとみられています。下松市笠戸島で養殖されている特産品の「笠戸ひらめ」が大量死していたことがわかりました。
「笠戸ひらめ」を養殖している下松市栽培漁業センターによりますと、9月10日ごろからセンターの水槽で次々とヒラメが死んだということです。水槽の海水は、近くの海からくみ上げています。
通常、9月の海水温は26度前後ですが、今年は猛暑の影響で9月下旬でも29度まで上昇したため、ヒラメが衰弱死したとみられています。施設には水温を調整する設備はなく、約6000匹が死んだとみられ損害額は720万円にのぼる見通しです。
下松市栽培漁業センターでは、10月と11月に約1万5000匹の稚魚を搬入しますが、通常の出荷量まで回復するのは来年6月ごろということです。
「笠戸ひらめ」を毎月500キロ程度仕入れている国民宿舎大城は、今後の仕入れ状況によっては人気の平日ランチの取りやめも検討しているということです。
UPDATE:2024-10-02