【山口】岩国基地・市民団体がPFAS調査結果発表
発がん性などが指摘される化学物質、PFASをめぐる問題です。岩国基地を監視してる市民団体が基地周辺の池から国の基準値を3倍以上超えるPFASが検出されたと発表しました。
PFASの検査を行ったのは市民団体の瀬戸内ネットです。PFASについて国は水道水1リットルあたり50ナノグラムとする暫定目標値を設定しています。検査された水は岩国基地からの水が流れ込む基地のフェンス沿いの遊水地で採取されました。PFASは岩国基地でかつて航空機のエンジン洗浄や消火剤として使われていました。採取した水を専門機関に送って検査した結果、国の暫定目標値の3.5倍にあたる175.6ナノグラムが検出されたということです。瀬戸内ネットは、基地側にも協力を求め今後、土壌も含めた大規模な調査が必要と訴えています。一方、岩国市はすでに国と県に基地周辺の水質検査を依頼していて市は県からの回答を待ち対応を検討したいとしています。
UPDATE:2024-11-13