【山口】JR山陰線 豪雨で被災した下関市の「粟野川橋梁」復旧工事を公開

去年夏の豪雨で被災したJR山陰線は、1年以上たった現在も一部区間が運休となっています。復旧作業が続く中、JR西日本は最も被害が大きかった「粟野川橋梁」で、3日から橋桁の撤去作業を始めました。
橋桁の撤去作業が始まったのは、下関市豊北町粟野のJR山陰線「粟野川橋梁」です。3日は傾いた橋脚の上にある2つの橋桁のうち、1つを取り外す作業が行われました。
山陰線は、去年夏の豪雨で69か所が被災しました。中でも、増水した粟野川で激しい水流を受けた「粟野川橋梁」は橋脚が傾くなど最も大きな被害を受けました。被災から1年近く長門市駅と小串駅間で運休が続いていましたが、復旧工事が完了した一部の区間では今年6月から運転が再開されました。
しかし「粟野川橋梁」を挟んだ人丸駅と滝部駅間は現在も運休が続いています。「粟野川橋梁」の横には大型クレーンが設置され、午前11時ごろから損傷した橋桁を吊り上げていきました。
JR西日本によりますと、4日はもう1つの橋げたを取り外す予定です。今後、取り外した橋桁の損傷状況を調査し、修繕方法を検討するということです。また、傾いた橋脚は来年以降に撤去し、新設する予定です。
復旧工事はあと1年ほどかかると見込まれていて、JR西日本は2025年度中の運転再開を目指しています。

UPDATE:2024-12-03

他の記事はこちら

【山口】災害用伝言ダイヤル171体験イベント

ことしは阪神淡路大震災が発生して30年となります。災害時に安否を伝えることができる「伝言ダイヤル」の体験会が下松市役所で行われました。大きな災害が発生したときに開設される災害用伝言ダイヤルは局番なしの電話番号171に掛けると利用できます。ガイダンスに従い音声メッセージを残すことで自分の電話番号を知っている相手に安否を知らせることができます。今月21日までの防災とボランティア週間中は災害用伝言ダイヤルを体験利用することが可能です。また、毎月1日と15日にも体験利用できます。=yab記者=「災害時は携帯電話などがつながりにくくなることがあります。そのため災害時でも通信規制を受けない公衆電話の場所を、常日頃からチェックしておくことが大切です」また電話だけでなくインターネットを利用してメッセージを残すこともできます。去年発生した能登半島地震の際は電話と合わせて90万件以上の利用があったといいます。=日本公衆電話会・伊藤善治事務局長=「防災訓練や自治会が運営する自主防災訓練を含めて、あらゆるところに参加させていただいて周知活動ができればと思っています」メッセージは最大20件登録することができ最長で6カ月保存されるということです。体験会は今月21日まで周南市や光市などでの実施される予定です。

山口大神宮で「どんど焼き」園児も参加

伝統行事を地域の園児たちも楽しみました。山口大神宮でしめ縄などの正月飾りを燃やすどんど焼きが行われました。燃え上がる火を前に真剣な表情で正月飾りを投げ入れる子どもたち。山口市の山口大神宮では1年の無病息災を祈って1月15日にどんど焼きが行われています。今年は地域の伝統行事に親しんでもらおうと山口保育園と野田学園幼稚園が参加しました。3月に卒園を迎える年長組にとっては園でのイベントは残りわずかです。=年長の園児=「勉強を頑張りたい」「跳び箱が楽しみ」「元気に過ごせますように」古いお札や破魔矢は来月2日の節分にお清めをして焚き上げるということです。

元なでしこ田中陽子選手がレノファ山口レディースに加入

地元に貢献したいと約20年ぶりの帰郷です。女子サッカーチーム「レノファ山口レディース」に加入した元なでしこジャパンの田中陽子選手が加入会見を開きました。=田中陽子選手=「責任と自覚を持って、そして自分の成長もそしてクラブ・チームの成長も貢献できるように、そして地元・山口に貢献できるように、これからがんばりたいと思います」緊張した様子で会見に臨んだのはレノファレディースに加入した田中陽子選手です。レノファレディースでは初めてのプロ契約選手となりました。田中選手は山口市出身の31歳。レノファの下部組織出身で女子日本代表のなでしこジャパンでも活躍しました。中学入学と同時に県外のアカデミーにサッカー留学したので山口のチームに所属するのは約20年ぶりです。今回は韓国女子1部リーグの強豪チームからなでしこリーグの4部相当にあたるレノファへの移籍。レベルを落とす形にはなりましたが…=田中陽子選手=「プレーでも表現できて今までの経験や知識もあるなかで、それを表現しながらも選手たちにも伝えていったりとか、やったことがない挑戦なので、本当に自分の中ではステップアップでこれから難しい挑戦を一番選んだという形に私の中ではなります」近年は海外でプレーしながらも「レノファ」のことはいつも気にしていたといいます。=田中陽子選手=「レベルが上がっていって今すごい勢いがあって、そのなかでこう山口に帰ってこられることが本当に奇跡としか思えない。本当にこうやって、さらにプロとして帰ってこられるのは本当に幸せです」中盤の要のポジションを担うとみられる田中選手が着ける背番号は「10」に決定。世界を知る実力者が加わったレノファレディースは今週末に始動します。

ニュース一覧に戻る