【山口】JR山陰線 豪雨で被災した下関市の「粟野川橋梁」復旧工事を公開
去年夏の豪雨で被災したJR山陰線は、1年以上たった現在も一部区間が運休となっています。復旧作業が続く中、JR西日本は最も被害が大きかった「粟野川橋梁」で、3日から橋桁の撤去作業を始めました。
橋桁の撤去作業が始まったのは、下関市豊北町粟野のJR山陰線「粟野川橋梁」です。3日は傾いた橋脚の上にある2つの橋桁のうち、1つを取り外す作業が行われました。
山陰線は、去年夏の豪雨で69か所が被災しました。中でも、増水した粟野川で激しい水流を受けた「粟野川橋梁」は橋脚が傾くなど最も大きな被害を受けました。被災から1年近く長門市駅と小串駅間で運休が続いていましたが、復旧工事が完了した一部の区間では今年6月から運転が再開されました。
しかし「粟野川橋梁」を挟んだ人丸駅と滝部駅間は現在も運休が続いています。「粟野川橋梁」の横には大型クレーンが設置され、午前11時ごろから損傷した橋桁を吊り上げていきました。
JR西日本によりますと、4日はもう1つの橋げたを取り外す予定です。今後、取り外した橋桁の損傷状況を調査し、修繕方法を検討するということです。また、傾いた橋脚は来年以降に撤去し、新設する予定です。
復旧工事はあと1年ほどかかると見込まれていて、JR西日本は2025年度中の運転再開を目指しています。
UPDATE:2024-12-03