【山口】日本の「伝統的酒造り」がユネスコ無形文化遺産に登録 山口県内の酒蔵の「決意」
日本の「伝統的酒造り」の技術がユネスコの無形文化遺産に登録されました。
「独自の文化を未来に伝えたい」。山口県内の酒蔵で聞かれたのは決意の声でした。
日本の「伝統的酒造り」の無形文化遺産への登録は、パラグアイで開かれているユネスコの会合で日本時間の5日午前4時前、全会一致で決まりました。
登録されたのは、カビの一種である「こうじ菌」を使って日本酒や焼酎、みりんなどを造る日本古来の技術です。これらの酒は儀式や祭りなどでも使われ、日本文化に深く根ざしていると評価されました。
5日は宇部市の永山本家酒造場に、オーストラリアとニュージーランドの自治体幹部らが見学に訪れていました。蔵の代表銘柄「貴」は、もちろん「こうじ菌」を使って造られています。社長で杜氏の永山貴博さんは登録を喜ぶ一方で、責任を感じていると話しました。
【永山本家酒造場 永山貴博社長】
「地域文化や酒造りという文化をこれからも保持していくんだというプライドのもと、酒造りをおこなっていきますし、未来に残していくうえでの価値向上ということも、これからずっと続けていきたいと思っています。」
UPDATE:2024-12-05