【山口】全線運休が続くJR美祢線 鉄道をバスに置き換える案を検討
去年夏の豪雨災害以降、全線運休が続くJR美祢線について、復旧を話し合う会議で鉄道を廃止してバスに置き換えた場合の検討がおこなわれました。
美祢線の復旧検討部会ではJR西日本と県、美祢線沿線の3つの市が復旧の方向性を協議しています。19日は鉄道以外の復旧手段として、バスに置き換えた場合の鉄道との比較検討を行いました。
JRは、バスは大量輸送には向かないものの被災前の鉄道と同じ程度の駅数や運行本数を確保できるとし、現在運行している代行バスでこれらを実現できているとしました。
また、これとは別に次世代型のバスシステム=「BRT」を導入する案を示しました。これは厚保駅から湯ノ峠駅までに4・2kmのバス専用道路を新設することで、運行の流れをより良くしたり先進車両を導入したりして利便性を高めるものです。
これまでの部会では、鉄道を復旧する場合は設備の管理は自治体に任せ、JRが列車の運行を行う「上下分離方式」が提案されています。
次回は来年2月の予定で、検討結果は5月にまとめる意向です。
UPDATE:2024-12-19