【山口】使用済み核燃料中間貯蔵施設 上関町の周辺の市町が今後の対応を協議

上関町で中国電力が進める使用済み核燃料中間貯蔵施設建設計画は、地質を調査するためのボーリング作業が11月に終わりました。これをうけて24日、上関町周辺の1市3町の市長・町長が集まり今後の対応などを協議しました。

上関町に中間貯蔵施設建設計画が浮上して以降、4回目となる協議。柳井市、周防大島町、田布施町、平生町の市長と町長の間で議会や住民から出た意見について情報共有がなされたということです。
また、これまで1市3町は国からの説明は上関町が優先して受けるべきというスタンスでした。しかし、住民から想定以上の数の意見が寄せられ、より丁寧に対応するために1市3町も国に対して強く説明を求めていく考えで一致したということです。

【柳井市 井原健太郎 市長】
「周辺住民の皆さんのいろいろな思いを日々感じる中で、(国の説明は)上関町の後ということではなくて、(上関町と)切り離して別の次元として、周辺のいろいろな声に向き合ってもらいたいということを共通の認識として持ったということになります。」

1市3町の協議は今後、計画に新たな動きがあれば開催されるということです。

UPDATE:2024-12-24

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【山口】強盗致傷事件 ひったくりに失敗し穴埋めに犯行

去年3月、下松市の事務所兼住宅に押し入り、現金を奪ったとされる男の初公判が開かれました。検察は冒頭陳述で、当初、誘われた他県でのひったくりに失敗し、穴埋めに指示され犯行に及んだと明らかにしました。強盗致傷などの罪に問われているのは広島県のとび職佐々木七海被告(20)です。起訴状などによりますと佐々木被告は去年3月、仲間と共謀し下松市の会社兼住宅にバールをもって侵入。この家に住む男性の頭を殴ってけがを負わせ現金約544万円などを奪ったとされています。21日の初公判で佐々木被告は「やったことに間違いはないです。でも被害額は分かりません」と起訴内容を一部否認しました。検察は冒頭陳述で佐々木被告が去年3月に、共犯の男から、大阪で2億円が入ったキャリーケースを奪う「ひったくり」に誘われたと述べました。そして佐々木被告は50万円の報酬欲しさに承諾し、仲間と犯行に及びましたが失敗したため、その穴埋めに下松市での強盗を指示されたと明らかにしました。佐々木被告は、実行役の少年を乗せた車の運転手を務めたとされています。

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