【山口】強盗致傷事件 ひったくりに失敗し穴埋めに犯行
去年3月、下松市の事務所兼住宅に押し入り、現金を奪ったとされる男の初公判が開かれました。
検察は冒頭陳述で、当初、誘われた他県でのひったくりに失敗し、穴埋めに指示され犯行に及んだと明らかにしました。
強盗致傷などの罪に問われているのは広島県のとび職佐々木七海被告(20)です。
起訴状などによりますと佐々木被告は去年3月、仲間と共謀し下松市の会社兼住宅にバールをもって侵入。
この家に住む男性の頭を殴ってけがを負わせ現金約544万円などを奪ったとされています。
21日の初公判で佐々木被告は「やったことに間違いはないです。
でも被害額は分かりません」と起訴内容を一部否認しました。
検察は冒頭陳述で佐々木被告が去年3月に、共犯の男から、大阪で2億円が入ったキャリーケースを奪う「ひったくり」に誘われたと述べました。
そして佐々木被告は50万円の報酬欲しさに承諾し、仲間と犯行に及びましたが失敗したため、その穴埋めに下松市での強盗を指示されたと明らかにしました。
佐々木被告は、実行役の少年を乗せた車の運転手を務めたとされています。
UPDATE:2025-01-21