【山口】JR美祢線復旧検討部会 次世代バスシステム「BRT」を提言
おととし夏の豪雨災害以降運休が続いているJR美祢線について、JR西日本は鉄道以外の輸送手段で復旧する場合は、次世代型のバスシステム「BRT」の導入を提言しました。
3日にJRと県、沿線の3市などによる美祢線の復旧の方向性を検討する部会が開かれました。JRは前回、バス専用道路を組み合わせるなどして輸送力を高める「BRT」というシステムを復旧手段の一つとして提案していました。整備にかかる費用は「約55億円」、工期は「3~4年程度」との試算を示し、鉄道以外で復旧する場合はBRTが維持管理コストなども含めて最も適当だと強調しました。
一方、鉄道を復旧する場合は設備の管理は自治体に任せ、JRが列車の運行を行う「上下分離方式」を提案していて、この場合は「58億円以上」と「最短10年程度」を要するとの試算も改めて示しました。
今回で検討部会は終了し、5月に開かれる総会に経過を報告、総会で具体的な復旧方法を決める見通しです。
UPDATE:2025-02-03