【山口】政府が備蓄米21万トン放出を発表 県内の飲食店は歓迎
米の価格高騰を受けて政府が決断しました。政府が保有する備蓄米について、江藤農林水産大臣は21万トンを放出すると正式に発表しました。早ければ、来月下旬にも店頭に並びそうです。
流通の円滑化を目的に備蓄米が放出されるのは初めてです。放出は最初に15万トンを予定していて、2024年産が10万トン、2023年産が5万トンです。流通の状況をみて21万トンからさらに拡大することも検討するとしています。大手の集荷業者が入札に参加でき、落札者には販売した数量などの報告が義務付けられます。3月下旬から4月上旬に、スーパーなどの店頭に並ぶ可能性があります。
周南市の中華料理店では、県産の米を1日約1キロ使っています。さまざまな物価が上がる中、2024年秋ごろに米の仕入れ価格は1.5倍になりました。
【ぱおいち食堂 広兼隆店長】
「お客さんになるべく低価格で食べていただくためにやってきたんですけど、最後の最後、とうとう米の値上げが来てしまったということで、申し訳ない気持ちはあったんですけどメニューの価格を上げさせていただきました。」
備蓄米が放出されることで、店長は米の値下がりを期待しています。
【ぱおいち食堂 広兼隆店長】
「備蓄米放出は、もう大歓迎ですね。低価格でおいしいものを出したいと思うので、米の価格が下がれば、メニューの値段を下げていきたいと思います。」
UPDATE:2025-02-14