【山口】県が温室効果ガス削減をめざして牛のゲップ対策
これも県の新年度の取り組みの一つです。温室効果ガスを減らして地球温暖化の抑止をめざします。対策するのは、牛のゲップです。
25日に県庁で、脱炭素社会の実現に向けて各部局の取り組み状況を報告する会議がありました。農林水産部が来年度新たに取り組むのは「やまぐちのエコ牛」と名付けたウシを普及させる事業です。「エコ牛」とはエサを変えるなどして、ゲップや糞尿に含まれる温室効果ガスの割合を減らしたウシのことです。
国の試算によりますと、農林水産の分野で排出される温室効果ガスのうち、家畜のゲップや糞尿などに由来するものが約3割を占めています。国はウシのゲップから出るメタンガスを削減するため、数値目標を定めた温暖化対策計画を3月に改定する方針です。
県も専用のエサを与えたり、ウシのストレスを減らすなど環境改善に取り組む畜産農家を支援するため、約3300万円を新年度予算案に計上しています。
UPDATE:2025-02-25