【山口】若い乗組員のために 下関市で沖合底びき網漁船の進水式
若い乗組員の将来を考え、建造を決めたということです。下関市の造船所で沖合底びき網漁船の進水式が行われました。
下関市の小門造船でたなびく大漁旗。島根県の浜吉水産が発注した沖合底びき網漁船2隻の進水式です。全長約38メートル・幅6.4メートルで、総トン数は約125トン。
建造費は、2隻で約14億円です。
沖合底びき網漁は、2隻が一組となってアカムツやアンコウ、カレイなどをとります。発注元の浜吉水産は1987年の創業以来、中古の船で漁を続けてきたため今回が初の新造船です。
【浜吉水産 金坂敏弘社長】
「若い乗組員たちのことを考えると、いま新造船に踏み切らないと続いていかないという思いですね。」
また小門造船にとっても、45年ぶりとなる漁船の建造となります。
【小門造船 渡辺周作常務】
「試運転・竣工に向けて安全第一で、この2隻同時建造を進めていければと思っています。」
新造船は今年6月末に完成予定で、8月以降、島根県から長崎県の沖合で操業する予定です。
UPDATE:2025-02-26