【山口】宇部市の松月堂製パンが破産手続き開始
宇部市にある創業91年の老舗パンメーカー「松月堂製パン」が
資金繰りの悪化などが原因で破産手続きの開始が決まり倒産しました。
負債総額は12億円を上回ると見られています。
帝国データバンク山口支店によりますと1934年創業の松月堂製パンは
県内でも数少ない大量生産が可能なパンメーカーとして
量販店への卸や学校給食の製造などを担ってきました。
福岡県や県内に直営店を持ち菓子パンの「牛乳パン」は50年以上親しまれてきました。
近年は大手メーカーとの競合激化に加えて
原材料費の高騰や設備の老朽化などもあり売り上げが減少していました。
新しい商品の開発や人員の削減などで立て直しを図ったものの再建のめどは立たず
山口地裁宇部支部から破産手続き開始の決定を受け倒産しました。
負債総額は関係会社を含めて12億円を上回るとみられています。
UPDATE:2025-02-28