【山口】宇部市の松月堂製パンが破産手続き開始

宇部市にある創業91年の老舗パンメーカー「松月堂製パン」が
資金繰りの悪化などが原因で破産手続きの開始が決まり倒産しました。
負債総額は12億円を上回ると見られています。
帝国データバンク山口支店によりますと1934年創業の松月堂製パンは
県内でも数少ない大量生産が可能なパンメーカーとして
量販店への卸や学校給食の製造などを担ってきました。
福岡県や県内に直営店を持ち菓子パンの「牛乳パン」は50年以上親しまれてきました。
近年は大手メーカーとの競合激化に加えて
原材料費の高騰や設備の老朽化などもあり売り上げが減少していました。
新しい商品の開発や人員の削減などで立て直しを図ったものの再建のめどは立たず
山口地裁宇部支部から破産手続き開始の決定を受け倒産しました。
負債総額は関係会社を含めて12億円を上回るとみられています。

UPDATE:2025-02-28

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【山口】東京のIT企業が岩国市進出

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【山口】北九州空港⇔関門の観光地を船で フライ&クルーズ実証運行

観光客増加を目指そうと、北九州空港と下関・門司地区の観光地を船で結ぶフライ&クルーズの実証運航が始まりました。実証運航が始まったのは、北九州空港と門司港レトロ地区・下関市の唐戸ターミナルを結ぶ航路です。北九州空港発の最初の便には、韓国からのツアー客が乗船し、関門橋の真下をくぐるなどしながら1時間の船旅を楽しみました。北九州市によりますと、鉄道などの公共交通機関を使った場合と比べて、乗り換えなしで1時間ほどの時間短縮となるだけでなく、船からの景色を楽しむ観光コンテンツも魅力で、定期運航も検討していきたいとしています。実証運航は29日までの1日3往復で、乗船には事前予約が必要です。

山口県立大学と西京銀行が包括連携協定

山口県立大学と西京銀行が協定を結び、学生の県内定着に向け協力していくことになりました。締結式では西京銀行の松岡健頭取と県立大学の岡正朗理事長が協定書にサインしました。今後、デジタル技術を活用した教育の充実化やインターンシップの受け入れなどを行い、地域で活躍する優秀な人材の育成に力を入れるということです。県立大学は昨年度卒業生の県内就職率が4割を切っています。協定にはこうした学生の県外流出を防ぐための取り組みも盛り込まれています。=西京銀行・松岡健頭取=「大学にいらっしゃる間に山口県の良さというものや山口県の中小企業の素晴らしさを知っていただく。まずそういうところから取り組んでいきたいと考えています」=山口県立大学・岡正朗理事長=「西京銀行のいろいろなネットワークの中で良い企業を紹介してもらって学生と交流する自分に合う企業を見つけてもらってミスマッチのない就職に繋げていきたい」両者は学生の採用についても連携していくとしています。

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