【山口】日本一!山口高校の地域探究成果 外国人観光客の目線で課題解決
地域をよりよくするための探究学習の全国大会で、山口高校の1年生2人が日本一に輝き、山口市の伊藤市長に報告しました。
伊藤市長のもとを訪れたのは、山口高校1年の柴田咲さんと白石葵さんです。2024年、山口市がニューヨークタイムズの「行くべき52カ所」に選ばれたことを受け、2人は外国人観光客目線での地域の課題解決に向けた探究学習を進めました。
湯田温泉に宿泊する外国人観光客110人にインタビューした結果から、山口市の観光の課題を分析しました。
【柴田咲さん】
「アジアの方と欧米の方では傾向に違いがあって、アジアの方は有名観光地を回ることやゴルフツアーに参加することを喜んでいて、欧米の方は散歩やサイクリングで歴史的な場所や日本人の生活圏を見て回ることを喜んでいるということが分かりました。」
海外からの観光客は湯田温泉に泊まるものの、山口市を観光する人は少ないという課題も見つかりました。2人は2月、この学習成果を全国大会で発表し日本一に当たる文部科学大臣賞を受賞しました。
【白石葵さん】
「そこに行かなければ絶対に二度と会わなかったであろうと人と奇跡的に出会うことができて、そこで同じ時を共有するというのがすごく素敵なことだと思っていて、自分の学びになるものをたくさん吸収できるのが観光だと思っています。」
2人は今後も観光分野の探究学習を続けるということです。
UPDATE:2025-03-13