【山口】長生炭鉱の遺骨収集 潜水調査に向け準備
海の底に残された遺骨の収集に向け来月、改めて調査が行われます。
83年前の水没事故で183人が犠牲になった
宇部市の長生炭鉱の潜水調査に向けた準備が行われました。
宇部市の「長生炭鉱」は、1942年の水没事故で183人の労働者が犠牲となり、
遺骨は今も海の底に残されたままとなっています。
19日は遺骨の収集を目指す市民団体が「ピーヤ」と呼ばれる排気口の
内側と外側にはしごを設置しました。
この市民団体は来月「ピーヤ」からの潜水調査を予定していて、
はしごを使って出入りするということです。
=長生炭鉱の水非常を歴史に刻む会・井上洋子共同代表=
「このはしごは特注で5年・10年は保つものということなので
スムーズに(ピーヤの)中に入れることが確認できた。
一歩一歩ご遺骨に近づいていく準備が出来ているという風に思っています」
市民団体は、20日からこのはしごを使って「ピーヤ」の内部にある
パイプや木材などの撤去に取り掛かるということです。
UPDATE:2025-03-19