【山口】7年に一度・約740年の歴史 下関で「浜出祭」
下関市豊北町で7年に一度の「浜出祭」が6日に行われました。人口減少の中、規模を縮小しての開催となりました。
約740年続く「浜出祭」は、県の無形民俗文化財に指定されています。弘安4年の元寇で犠牲になった兵士の霊を鎮めるために行われたのが始まりとされています。前回の7年前までは、2つの神社からそれぞれ行列が出発して途中で合流した後、総勢約260人で土井ヶ浜の祭場を目指す「御神幸行列」が行われてきました。しかし人口減少などの理由から、今回は100人ほどが祭場の周辺を一周するのみに規模が縮小されました。
祭りの呼び物となっているのが「鰤切」です。10kgを超える大きなブリを、討ち取った敵将に見立て片手で持ち上げた威勢をあげます。その後、見事な手つきでブリをさばいていくと、鮮やかな手つきに観客から拍手が沸き起こりました。
浜出祭実行委員会は今回のやり方を参考に、工夫をこらしながら継続していきたいということです。
UPDATE:2025-04-07