【山口】映画「奇跡の子」9日から山口で公開
自然と人間の共生を描いた北海道テレビ放送製作のドキュメンタリー映画「奇跡の子夢野に舞う」が9日から山口市で上映されるのを前に、製作した沼田博光監督にお話を伺いました。
ドキュメンタリー映画「奇跡の子夢野に舞う」舞台は札幌近郊の長沼町です。
明治期の乱獲などで姿を消したタンチョウを再び町に呼び戻そうと奮闘する14人の農家の姿を伝えます。
映画を製作した沼田博光監督は札幌市出身。
北海道テレビで報道デスクを務めています。
【沼田博光監督】
「山口の皆さんにぜひみてほしいと思ってきょうは来ています。
山口では皆さん常識だと思いますけど、本州でただ1カ所だけツルが渡来する場所と聞いています。いま本州で過ごすところがないから仕方なく北海道で冬の間、エサをもらって過ごしている。長沼の次は本州で冬過ごせる場所を見つけるというのが次の課題で、そのバトンを渡したいわけです。山口いいなと思っていまして。いま地球温暖化とか環境がすごく崩れてしまっている中で自分たちに何ができるんだろうと少し無力感みたいなものがあると思うんですけど、この映画をみていただくと、普通の農家のおじさんたちが普通にできる範囲でやっていることが大きな形につながっていくということですので、何かやりたいなという人はぜひ映画をみていただいて背中を押してもらえると思います。ヒントとか気づきがあると思いますので、ぜひご覧になってほしいと思います」
「奇跡の子夢野に舞う」は、今月9日から14日まで山口市の山口情報芸術センターYCAMで上映されます。
また、9日には沼田監督のトークベントも行われます。
UPDATE:2025-04-08