【山口】JR西日本 第4種踏切の安全確保に向けて新設備設置へ
警報機・遮断機のない踏切を第4種踏切といいますが、通行する人と列車の事故が全国的に多く発生しています。こうした踏切での事故を防ごうと、JR西日本は新たな設備を設置します。
【JR西日本・広岡研二 広島支社長】
「実際に踏切を渡る前に一旦立ち止まって、列車が来るか来ないか、一呼吸を置いて確認をしていただけるきっかけになる。」
JR西日本がこのほど導入するのは踏切ゲート「Lite+」。これまで第4種踏切に設置されていたゲートの改良版です。農業車両などに乗ったまま通行できるよう、バーを押すとゲートが開きます。通常の踏切に比べ第4種の踏切は列車の接近に気づきにくく、2021年には山陽小野田市で自転車と列車の接触事故が起きています。
2019年に行われた国の調査では、県内には全国最多となる162カ所の第4種踏切がありました。JR西日本は2021年から踏切ゲートを設置していますが、3月末の時点でも第4種踏切は133カ所残されています。
JRでは今年度中に新型を含めた踏切ゲートを県内88カ所に設置する計画です。
UPDATE:2025-04-16