【山口】長生炭鉱でピーヤのがれき撤去作業
83年前の水没事故で183人が犠牲となった宇部市の長生炭鉱では
遺骨の収拾に向けた活動が続いています。
6月の潜水調査に向け、障害物の撤去作業が行われました。
1942年に発生した水没事故で犠牲となった人たちの遺骨が
今も海の底に残されたままの長生炭鉱。
遺骨の収拾を目指す市民団体は「ピーヤ」と呼ばれる排気筒から
潜水調査を予定しています。
ダイバーがスムーズに潜れる空間を確保するため初めてクレーンを使って
障害物を撤去していきました。
約2時間の作業で6本の鉄骨が撤去され、
そのなかには長さ9mにも及ぶものもありました。
=ダイバー=
「今までの作業でものすごく邪魔してたのが大きな鉄管だったので
かなり大きく進展したかなと思います」
=長生炭鉱の水非常を歴史に刻む会・井上洋子共同代表=
「沖のピーヤからご遺骨に近づいていくルートが開通できるというのがまずは大事なことで、一歩一歩ご遺骨に近づいていく準備はできていると思います」
市民団体は6月の潜水調査に向けて引き続き撤去作業を続けていくということです。
UPDATE:2025-04-17