【山口】瀬戸内ネットが2回目のPFAS調査
一部の物質が人体に悪影響を与えるとされる有機フッ素化合物PFASについてです。
市民団体が、去年に続き岩国基地に隣接する池の水の調査に着手しました。
2回目の調査を実施するのは岩国基地の監視活動を続ける瀬戸内ネットです。
基地フェンス沿いの遊水池から検査機関に送るための水をくみ上げました。
PFASはかつて岩国基地で泡消火剤の材料や
航空機のエンジンを洗うために使われていました。
国は、水道水1リットルあたり50ナノグラムを暫定目標値としていて瀬戸内ネットの去年の調査では3.5倍にあたる175.6ナノグラムが検出されました。
一方、岩国市が行った遊水地から少し離れた今津川と基地沖合の調査では最大でも
河口の干潟で1ナノグラムでした。
検査の目的は排出源の特定ではない、とする市側に対して
瀬戸内ネットは反発しています。
瀬戸内ネットの検査結果は5月中旬にも出る見込みで、
今後も半年に1回程度の検査を続けるとしています。
UPDATE:2025-04-30