【山口】下関北九州道路に「知事意見」
下関市と北九州市を結ぶ「下関北九州道路」について、環境影響評価の「知事意見」が出されました。
工事中や工事完了後の、環境への影響を継続的に監視して対応することなどを求めています。
「下関北九州道路」は、下関市と北九州市を繋ぐ、およそ8キロメートルの道路です。
関門トンネルや関門橋に続く、第三のルートとして、国や県、北九州市が建設を計画しています。
山口県などがまとめた環境影響評価の準備書では、大気や騒音、振動などの項目でいずれも要請限度や規制基準以下になると予測しています。
この準備書に対し知事意見では、工事中や工事が完了した後の環境への影響を継続的に監視し、必要な対応をすることを求めています。
また、周辺の道路を含めた計画交通量を的確に予測したうえで、環境への影響を評価することや、地域住民への説明を丁寧にすること、周辺の景観への配慮などを求めています。
県では、今後、知事意見を踏まえた「環境影響評価書」を作成します。
そして、その評価書に対し、国土交通大臣が意見をすることになっています。
UPDATE:2025-05-02