【山口】約100年前の山口市の記録映画「甦生の大山口」鑑賞会
新しい庁舎が建った山口市は約100年前の1929年に山口町と吉敷村が合併して生まれました。当時を記録した映像を検証し、鑑賞する会が行われました。
シルクハットをかぶり正装した初代山口市長。商店街を大盛り上がりでパレードする市民。市制施行を祝った3日間を記録した映画「甦生の大山口」です。
山口市民とって、おなじみの場所も登場します。映画に音声はなく詳しい状況も残されていません。約100年前の山口市を知る貴重な映像を、映像作家らのチームが検証を続けています。
スクリーンに映し出されるのは今とは違う山口市の姿です。当時から愛されていた銘菓、外郎も登場します。現在、湯田温泉で営業している「松田松栄堂」の建物が記録されていました。文献調査を担当した石井草実さん、は当時の新聞や書籍をもとに映像を一つ一つ確認しました。
【石井草実さん】
「こういう歴史はどこの街にもあると思うので、これがきっかけで自分の街が昔はどうだったのかなと歴史を探るきっかけになれば。」
「甦生の大山口」は6月1日まで、山口市のワイカムシネマで上映されています。
UPDATE:2025-05-21