【山口】山口宇部空港「特定利用空港」指定に反対 市民団体が申し入れ
自衛隊が訓練などで使用できるようにする「特定利用空港」について、国は山口宇部空港の指定を検討しています。攻撃対象になる懸念があるとして、市民団体が県と宇部市に指定に反対するよう要請しました。
「特定利用空港」は防衛体制強化のために自衛隊が普段から円滑に使えるようにするものです。国は2024年10月、山口宇部空港の指定を検討していると空港を管理する県に伝えています。年に数回自衛隊の航空機による離着陸訓練が想定されていて、国は「攻撃対象になるリスクが高まるとはいえない」「アメリカ軍の利用は想定していない」と説明しています。
18日は宇部市の市民団体が「ミサイルの標的となる懸念を払しょくできない」として、指定に反対するよう市に要請しました。担当者は「市には承認などの権限はない」としながらも、県に対して周辺自治会などへ説明や意見聴取をするよう求めていると話しました。
市民団体は山口宇部空港の県事務所にも要請を行いました。担当者は「内容を担当部署に伝える」と答えました。
UPDATE:2025-06-18