【山口】ドライバーを癒してきた彫刻が撤去へ 山陽自動車道佐波川SA 駐車場を拡張
いま、トラックなどドライバーの労働時間が見直されています。待遇改善が進む一方で休憩するための駐車場が不足しています。防府市の高速道路のサービスエリアでは、駐車場を広くすることで長年親しまれてきた彫刻が移設されようとしています。
去年4月から「働き方改革関連法」により、4時間連続で運転した後は30分以上の休憩を取ることが義務付けられました。山陽自動車道の佐波川サービスエリアは、駐車場が常に満車状態。大型トラックが駐車スペースではない所に止まっていることもあります。
駐車場を広げる場所には、約40年前に設置された彫刻があります。防府出身の俳人種田山頭火の姿と佐波川を題材にした句が刻まれた作品。そして時間を表現する10メートル四方の作品。山口市の彫刻家の田辺武さんが制作したものです。
彫刻は別の場所に移設が検討されていますが、具体的なことは決まっていません。
多くのドライバーを癒してきたという彫刻作品。2年後をメドに佐波川サービスエリアから姿を消すことになるということです。
UPDATE:2025-07-03