【山口】夢叶う… 40年近く 自身のルーツを探し続けてきたペルー移民の子孫 祖父の故郷・山口市を訪ねる
40年近く祖父のルーツを探し続けたペルー移民の子孫の女性。その夢が叶いました。祖父の生まれ故郷・山口市を訪れ今も暮らす血縁者と初めて対面しました。
日系三世のアナ・セシリア・ポロ・キムラさん。息子とともに山口市秋穂にやってきました。出迎えたのは宮本松子さん。アナさんの「はとこ」にあたります。
アナさんの祖父・木村直吉さんは1908年にペルー移住し現地で結婚。1945年に亡くなりました。アナさんは27歳のころから祖父のルーツを探ろうとペルーで情報を探し始めましたが、山口県出身ということしか分かりませんでした。
事態が進展したのは去年。アナさんからの相談を受けた山口県ペルー協会のメンバーたちが資料を調査したところ、木村直吉さんが秋穂出身だと判明しました。さらに戸籍情報などから、アナさんと宮本松子さんが血縁関係にあることがわかりました。
【宮本松子さん】
「この木村の家には外国に行った人がいるというのはずっと聞いていたんですでも、この時の話と合致するとは思わなかった。」
家の近くにある木村家代々の墓も訪れました。
【アナ・セシリア・ポロ・キムラさん】
「祖父には会ったことはないけど祖父には、ここに来てあなたを発見できましたということを伝えたい。」
アナさんたちは10日まで山口県に滞在し、角島や錦帯橋などを観光する予定だということです。
UPDATE:2025-10-07

