【山口】日本被団協 箕牧さんが山陽小野田市の中学校で講演
戦後80年。
ノーベル平和賞受賞から1年です。
日本原水爆被害者団体協議会の代表委員が、中学生や高校生たちに核兵器の悲惨さと平和の大切さを伝えました。
【箕牧智之さん】
「原爆を作ったときに1番最初にどこに落とすかっていったら、そら広島ですわ。もうすぐ広島と決まったと」
去年、ノーベル平和賞を受賞した日本被団協の代表委員、箕牧智之さんです。
山陽小野田市で、中高生などおよそ600人に被爆体験を語りました。
【箕牧智之さん】
「私は家の前で遊んでおったんですよね、ピカと光ったんで雷ぐらいにしか思わなかったんですよね、子供ですから。広島が大ごとになっとるいうてね」
箕牧さんは、原爆投下直後に爆心地付近に入り、被ばくしました。
当時3歳。
お母さんの手をギュッとにぎり、お父さんを探して焼け野原になった広島の町を歩いたそうです。
「どんなことがあっても核兵器は使ってはいけない」と訴える箕牧さん。
講演を終えると拍手は鳴りやみませんでした。
【講演を聞いた生徒】
「教えてくれる人、話してくれる人も少ないんで、こういう経験は貴重だなと思いました」
「実際に聞いたら、より戦争の怖さとか残酷さとかを感じることができました」
「今、こうやって知ることができたのは僕たちだけなんで、知ったことを、未来の世代で伝えていきたいなと思います」
【箕牧智之さん】
「戦争はダメよと。戦争、核兵器、平和の問題についてはね、やっぱりいつになっても考えてほしい」
「平和が1番ということをね、みんなに訴えて、日本はもちろん、世界に訴えていく必要があると思う」
UPDATE:2025-10-14

