【山口】県警が自動車学校で初開催 飲酒運転の体験会 記者も参加
飲酒運転による事故は後を絶ちません。その危険性を知ってもらおうと、実際に酒を飲んで車を運転する体験会が開かれ、yabの記者も参加しました。
山口市の小郡自動車学校で行われた飲酒運転体験会。県警が初めて企画しました。集まったのは報道関係者や一般の参加者です。
まずは酒を飲んでいない状態で反応速度を測定します。yabの記者は事前に入力した年齢よりも高い俊敏性を示し、アスリート級と表示されました。
そして、酔いが回るまで酒を飲みます。記者が飲んだのは350ミリリットルのビール1缶とチューハイ3.5缶です。呼気に含まれるアルコールを計測すると、酒気帯び運転の基準値の5倍以上となる呼気1リットルあたり0.77ミリグラムが検出されました。
この状態で運転したらどうなるのか。自動車学校の指導員が同乗して、敷地内で車を運転します。すると…、曲がる交差点を間違えてしまいます。さらに…、ハンドルさばきが安定せず車がふらつきます。
【yab記者 後藤翔】
「頭の中がふわふわしたというか、あんまり頭が働いていないなという感じがしながら運転していたので、怖いという気持ちがありました。」
反応速度を測ってみると…、飲酒前よりスピードが鈍くなり、実年齢を5歳上回る33歳という結果になりました。
【県警交通企画課 藤村俊之課長補佐】
「飲酒運転は極めて悪質危険な犯罪です。県民の皆さん一人ひとりが飲酒運転を絶対にしない・させないといった強い気持ちをもっていただき、飲酒運転の根絶をお願いいたします。」
県警によりますと今年9月末までの県内の飲酒運転の検挙件数553件で、去年の同じ時期と比べて2倍以上に増えています。
県警は酒を飲んだら絶対に車を運転しないことや、飲酒運転しようとしている人を見かけたら警察に通報するよう注意を呼びかけています。
UPDATE:2025-10-14

