【山口】ドローンを活用で物資輸送 災害を想定して実証事業
災害で孤立した集落へ、すみやかに物資を輸送できるよう体制を整えます。ドローンを使って食料や水などを届けるための実験が山陽小野田市で行われました。
実験は土砂崩れで道路が寸断した孤立集落に、ドローンで通信機器を運ぶ想定で行われました。県は通信障害が多発した能登半島地震を教訓として、7月に人工衛星を使ってインターネット環境を確保する機器「スターリンク」を県内8カ所に20台導入しています。
ドローンの離着陸は手動で行われますが、飛行は事前に設定したルートを自動運転で行います。約3.5km離れた山間部の避難所に「スターリンク」など、約30kgの荷物が下されると実際にインターネットに接続できるか確認されました。
今後、実験は年内に離島や山間部の3カ所で行われます。県は今年度中に県内全域で活用できるマニュアルを作成する予定です。
UPDATE:2025-10-23

