【山口】クマ対策の緊急銃猟机上訓練
全国でクマ被害が相次ぐなか、自治体の判断で銃によるクマの駆除を行う緊急銃猟の手順を確認する机上訓練が、県内で初めて岩国市で開かれました。
緊急銃猟の机上訓練は、錦帯橋近くの河川敷にクマが出没したと想定し、岩国市の担当者や猟友会のメンバーなどが周囲の安全確保や駆除するまでの手順を確認しました。
【担当者の説明】
「通行止めの範囲は錦帯橋の両端、錦城橋の両端、県道の終わりと国道、ピンクの丸のところで交通制限を行います」
緊急銃猟は、国が新たに設けた制度で、クマが住民の生活圏に侵入している場合に、市や町が周囲の安全を確認したうえでハンターに駆除を依頼します。
参加者からは、市街地で発砲する可能性がある緊急銃猟に様々な声が聞かれました。
【参加者】
「(発砲による被害が出た場合の)刑事責任は撃った人の責任になるので、なかなか(協力は難しい)。きょうの訓練のように後ろが川ならば撃てるが、人家とか街中に出て撃てといわれるとなかなか」
環境省によると、これまでに緊急銃猟が東日本を中心に10件実施されたということです。
UPDATE:2025-10-31

