【山口】県内で相次ぐクマ目撃 対策最前線 猟友会の現状
今年、県内ではけが人などの人的被害は出ていませんが、クマの目撃情報が相次いでいます。いま、何が起こっているのか?クマ対策の最前線、岩国市の猟友会を取材しました。
檻を壊すほどの勢いで、激しく暴れるクマ。岩国市の山間部で撮影されました。県内でも住宅にクマが現れるなど、目撃情報が多数寄せられています。
5月16日には岩国市美和町で、体重 約40kgのオスがイノシシ用の箱わなにかかっていました。
猟師歴50年以上のベテラン、美和猟友会の政兼守会長は最近の状況についてこう話します。
【美和猟友会 政兼守 会長】
「クマは間違いなく増えている。昔からクマは居た。だけど人里に出るようなことはなかった。」
例年、美和町で春ごろに捕獲されるクマは1頭ほどだということですが、今年は5月だけで3頭が捕獲されています。この状況に危機感を強めています。
【美和猟友会 政兼守 会長】
「住民はクマが恐ろしくて、山に行けない。私たちでも山にタケノコ掘りとか行くなら、鉄砲持ってないと行けない。恐ろしくて。」
人の生活圏にまで迫っているクマ。美和猟友会はパトロールを強化するなど最前線で対応を行っています。
ただ、会員21人のうち半数以上が70歳以上と、高齢化が大きな課題となっています。
【美和猟友会 政兼守 会長】
「あと5年もすれば、このハンターも崩壊しますよ。私たちの年代がいなくなったら、もう終わりです。クマはもう荒れほうだい、来ほうだい。誰も取り手がない。このまま放置していたら、ケガ人がどんどん増えるんじゃないかと思います。」
UPDATE:2026-05-22

