【山口】県産業技術振興奨励賞の表彰式

優れた技術を開発した県内の中小企業などをたたえる県産業技術振興奨励賞の表彰式が行われました。今年度の産業技術振興奨励賞は中小企業3社と学識者1人に贈られました。最優秀の県知事賞に輝いたのは周南市の高橋鉄工です。金属3Dプリンターで複雑な造形物をつくる際には表面の凹凸などを滑らかにすることが課題ですが、専門の工具を考案してきれいに削り取る独自技術を確立しました。=高橋鉄工・高橋光彦社長=「3Dプリンターですから単品生産なんですけど、オーダーで自分の釣り具を作りたいとか、そんな特殊な受注もいただいています」村岡知事は「さらなる技術開発に努めほしい」と県の産業振興への協力を呼びかけました。

山口市の「こんこんパーク」完成は2カ月遅れる

山口市に建設中の湯田温泉こんこんパークのオープンが2カ月遅れることが分かりました。湯田温泉こんこんパークは温泉やイベントなどを楽しめる施設で総事業費は約42億2000万円です。=yab記者=「現在の湯田温泉こんこんパークですが手前にある温泉施設などが入る温浴棟は現在内装工事が奥に見える大屋根広場などが入る交流棟は屋根や外壁工事が行われています」去年10月に着工し来年4月の完成予定でしたが2カ月遅れて6月上旬になる見通しだということです。関西万博など大規模イベントの開催が全国で予定されているため建設資材の需要が高まり納入が遅れていることが原因だといいます。=山口市・伊藤市長=「資材が入らないという全国的な状況のなかで致し方ないのかなということで市民の皆さんには大変申し訳ないという思いでいっぱいでございます。しっかり2カ月遅れというもののオープンに向けて頑張りたいと思っているところ」ただ、工事の内容に変更はなく費用の増額は予定していないということです。

【山口】林業の救世主?ラジコン式作業車の見学会

作業効率や安全性の向上が見込まれ林業の救世主となるかもしれません。美祢市で行われた最新鋭の機械のデモンストレーションで披露した技術の進歩に驚きの声があがりました。=yab記者=「現在作業車による伐倒作業が行われています。一見普通の光景に見えますが、操縦者はあそこです」最新技術を兼ね備えたラジコン式伐倒作業車その名も「シン・ラプトルⅡ」。福岡で林業機械の製造などを手掛ける「松本システムエンジニアリング」が世界で初めて開発に成功しました。約150メートル離れた位置からでもコントローラーで遠隔操作ができます。=yab記者=「こちらにカメラが搭載されていてこのゴーグルと連動させることで作業車に乗っている感覚で作業にあたることができます」作業車には3つのカメラが搭載されていてゴーグルを装着したオペレーターは顔を向けた方向の映像を180度立体的に見ることができます。また、45度の傾斜を登ることが可能でオペレーターは安全な場所にいながら木を切ったり運ぶことができ事故の減少や作業効率の向上が期待されます。=松本良三社長=「実際に今でも毎年20人以上亡くなっています。だからそれを0にしたい。世界で初めてラジコンで伐倒するマシンが動きますのでぜひ応援していただきたい」国によりますと2022年度の林業における死亡災害は全国で28件発生していてそのうち、約7割はチェーンソーを使った作業によるものです。県は今回の見学会を通して無人作業車の導入について検討してほしいとしています。

下関でトラック同士が衝突 男性重体

27日午後下関市の国道でトラック同士が正面衝突する事故があり60代の男性が意識不明の重体です。警察によりますと午後2時前下関市菊川町上田部の国道491号で大型トラックと準中型トラックが正面衝突する事故がありました。この事故で準中型トラックを運転していた60代の男性が意識不明の重体です。大型トラックの運転手は病院に運ばれましたが、命に別状はないということです。現場は片側1車線の緩やかなカーブで事故当時路面は濡れていました。現場付近は約3時間半にわたり通行止めとなっていましたが現在は解除されています。警察は事故の詳しい原因を調べています。